紹介
主山(ジュサン)近くの丘陵にある墓の一つで壁画の跡が残っている古墳。
東西の長さ約25m、南北の長さ約20mの封墳をもって、天井がますます狭くなり、丸みを帯びた形態であるフヮルチョンジャン(弓天井)を持ったトンネル式石室墳である。遺物は盗掘された状態で何も残っていない。
玄室には東側に夫人の棺、西側には夫の棺が置かれていて、床には溝を設置している。
玄室には壁画の跡が残っているが、はっきり判別できないし、天井はピンク・白色・緑色・茶色のハス(蓮)の花が描いてある。
天井の組み立て方法や床に溝を配置することは百済(ベクゼ・くだら)の方式と似てて、加耶に対する百済文化の影響を示す重要な資料である。