18世紀後半に全国的な産業網が形成され、負褓商（背負い商人）は朝鮮時代の他の商人である客主（イ（委託販売などをする中間商人）、旅閣（海産・農産物の委託販売や旅館業をする所）と共に、郷土の市場で行われる商取引の主役として発展しました。 高靈商務社はこのような歴史的な背景を背景にし、朝鮮時代の高靈市場を中心として活動していた朝鮮の負褓商団と名づけて、1899年商務社を設立し、今まで命脈を辿っています。 ブサン（負商）、ボサン（褓商）と言う名称の代わりにジョァサ（左社）、ウサ（右社）呼ばれるのは朝鮮時代の負褓商団が一時負商団は左社、褓商団は右社と呼んでいたことから始めました。

負商は 大きくて安い物品をしょいこに載せて歩きながら、魚、塩、木器、土器、 鉄、 若布、鉄器、 煙草、麹、 竹製品、サッチャリ（蘆で編んだ敷物）、蜜 を売ります。一方、褓商は小さくて軽くて価値のある麻布、 絹、錦、からむし製品、真綿、 金、 銀、銅、貂 ・カワウソの皮、革などを売っていたことから、これを区分していました。
高靈左社系は1886年、商団に整備され、右社系はこれより30年余り遅い1899年の政府が商務社を設立した年に結成されました。

商務社記念館は国家指定文化財の主要民俗資料第30号に指定されました。そこには典籍、ラッパ、勿禁杖、印章など負褓商の遺品17点を展示展示しており、これは当時の社会発達史などの研究に重要な民俗資料と評価されています。

高靈の商務社は1866年(高宗3年、丙寅)の日帝時代だったことにもかかわらず、現代まで伝統を保っております。また、現在にも任員構成はもちろん定期総会、大祭などを昔の方式通り行っており、伝統商人団体の伝統を続けています。